税金について
チャットレディは儲けが出た場合、確定申告をする必要があります。 確定申告とは、1年間の所得の金額を自分で計算し、収めるべき税金の金額を計算し、国に申告する作業のことです。 必ず税務署に確定申告をするとは限らず、場合によっては住民税の確定申告のみで良いケースもあります。
確定申告をしていない「無申告」だった場合、税務調査などにより無申告が発覚すると
・申告をする必要がある人が申告をしなかった「無申告加算税」
・支払いが遅れたことに対する「延滞税」
などの課税対象となってしまいます。
チャットレディは非常に高収入の場合も多くありますので、加算税や延滞税の金額も大きくなってしまいます。
どの業種職種であっても無申告はしてはいけない行為ですが、高収入のチャットレディは特にリスクが大きく気をつけなければいけないでしょう。
いくら稼ぐと確定申告は必要なの?
ケース別に異なります。
■副業としてチャットレディをしている場合
所得が年間20万円以上の場合、確定申告が必要です。
所得が年間20万円以下の場合、確定申告は不要ですが住民税の申告が必要です。
(本業の方で年末調整を行なっていること、など厳密には前提条件があります。)
■チャットレディ以外のお仕事をしていない場合・個人事業主の場合
所得が年間38万円以上の場合、確定申告が必要です。
所得と収入の違いって?
所得が年間●万円の場合、と書いてきましたが、「収入」と「所得」はイコールではありません。
チャットレディをして得た報酬は「収入」になります。
この「収入」から「必要経費」と「基礎控除」を差し引いたものが「所得」になります。
つまり「収入」ー「経費」ー「給与所得控除額」=「所得」となります。
納税する税金はいくらくらい?
確定申告して納める税金の金額はどれくらいなのか気になりますよね! 確定申告によって計算された所得に応じて所得税を住民税の支払いを行う必要があります。
・住民税
所得額の10%くらい、が基本的な住民税の金額です。
(詳細な税率は地域によって異なります)
・所得税
所得の○%という形でかかります。
課税所得(1年間に稼いだチャット収入-1年間に仕事にかかった費用ー所得控除)×税率ー控除額
が計算式になります。
所得税は所得税は以下の表を元に計算します。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円を超え 330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円を超え 695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円を超え 900万円以下 | 23% | 636,000円 |
例えばあなたがチャットレディ以外のお仕事をしていない場合で、
チャットの収入が250万円あったとします。1年間に仕事にかかった費用は20万円とします。
250(収入)ー20(費用)ー38(専業の場合の所得控除)=
192万円が課税所得です。
192万円の課税所得に対する税率は5%、控除額は0円なので
192×5%ー0=96,000円
96,000円が所得税額となります。
確定申告のやり方
確定申告の期間は、当年1月1日〜12月31日の所得を、 翌年の2月16日〜3月15日に申告します。
1、書類を準備する
確定申告の用紙である確定申告書を入手しましょう。
税務署の窓口で用紙をもらってきてもいいですし、国税庁のWebサイトからダウンロードして印刷しても良いです。
確定申告書に記載するための書類として以下も準備しましょう
・源泉徴収票
・経費として計上する内容のレシートや領収書
2、確定申告書に内容を記入
収入・経費・控除の金額の内容を確定申告書に記入します。
チャットレディが本業の方(副業の方でも収入が多い方)は「申告書B」を使います。
チャットレディの報酬を「事業所得」として扱います。
チャットレディが副業の方は「申告書A」を使います。
チャットレディの報酬を「雑所得」として扱います。
3、税務署に提出する
税務署の窓口に書類を持って行って提出するか、郵送で送るか、電子申告するかで書類を提出しましょう。
4、所得税を納付する
確定申告の期限である3月15日は所得税の納付期限でもあります。
期日までに所得税を納付しましょう。
所得税を納める時の納付書は税務署でもらうか、銀行などの金融機関に置いてある場合もあります。
納付は税務署の窓口か、銀行の窓口(ATMではなく)で納めましょう。
納付金額が30万円以下の場合は税務署から郵送されていくる納付書を使ってコンビニで支払うことも可能です。