会話の内容あれこれ
2019/09/192019/12/18
会話の内容は世代によってタブーになる
会話というのは一対一なら、探り探りでなんとかできることがあります。 でも人数が多いとちょっと違います。 話題の選び方からして、会話上手の人はいろいろ考えながらしゃべります。 ポイントは、みんなが興味を持ってそうなことを選ぶことです。 その日のニュース、天気、スポーツ、車のことなど何でもいいのです。
全員に共通する話題なら間違いなく盛り上がります。 あとは放っておいても勝手に話が進んでいきます。 あくまでもみんなの興味に合わせることがミソなのです。 単に話し上手をこえて、座持ちがいいという人は常にそんな計算をしています。 反対に、一部の人しか関心のないことを持ち出したら他の人は退屈します。 たとえば映画の話など、見てない人には面白く何ともありません。 ヒットソングや子供の時に見たテレビ番組の話も、世代によって興味が違います。 もっとも退屈なのは個人的な話です。 空気の読まない人は、まわりに何人いても、その人にしか通用しない話をします。 たとえば「〇〇さん、この前言ってた映画見ました?私は見ましたよ」。 このような調子で話します。

せっかく楽しみに来て不愉快な思いをさせないよう、タブーになっています。 そしてもう一つ、家庭の話もタブーとされています。 お客様は皆、家庭や仕事などの煩わしいことから離れ、楽しい夢を見に来ているのです。 そんなところで「奥さんはおきれいでしょうね」「お子さんは何人?」。 こんな話をされたら冷水でもかけられたような気持ちになります。 何といってもお遊びの場なのですから、家庭の話は差し障りがあります。 そういう点では、くだけた話がいちばん罪がないのです。 ただし昔から、猥談をスマートに聞かせ、皆を楽しますことができる。 そうなら一流の遊び人だともいわれています。 猥談はそれだけ難しいのです。 下品にならず、生々しくせずに、ユーモアをまじえて放すのがコツなのです。 ほどを心得てさえいれば、くだけた話には誰でも興味があるので怒られません。 だからといって、いつも猥談ばかりでは「よほど好きなんだなぁ」と思われます。 程々が一番いいのです。
